
神奈川県春季大会3回戦 川和VS藤沢翔陵
二回戦で強豪日大藤沢を破り、勢いにのる公立進学校川和と堅い守りが持ち味の実力校藤沢翔陵との一戦。先発は川和が最速144キロプロ注目左腕濱岡。藤沢翔陵は下級生からエースナンバーをつける技巧派牧口。濱岡の投球を見るために、多くの高校野球ファンやスカウトが藤沢八部球場に集まった。

ハイライト
川和は1回裏、牧口の立ち上がりを攻め、3番矢島のレフト前のタイムリーで先制。その後は、濱岡、牧口両左腕の投手戦が繰り広げられた。6回裏川和は、ヒットとエラーで0アウト1.3塁のチャンスをつくり、佐々木のセフティースクイズで1点追加。 なんとか濱岡に食らいつきたい藤沢翔陵は、7回9回とランナーを出すも、後続が続かず無得点。川和のエース濱岡が圧巻のピッチングで藤沢翔陵を完封。夏のシード権を獲得した。
川和バッテリー
濱岡(9)ー佐久間
横浜クラブ時代からバッテリーを組んでいる2人。 佐久間は小柄ながらスローイング、ブロッキングが上手い。2塁送球は2秒ジャストから2秒1。ポジショニングを大胆に動かし、特に下位打線の時は外野をかなり浅く守らせていた。

濱岡蒼太 3年 横浜クラブ(田奈中)左左
プロ注目の本格派左腕濱岡。前評判通り素晴らしいピッチングを見せた。
立ち上がりは制球が安定せず2四死球。しかし、回を重ねるにつれて本来の投球を取り戻していった。まっすぐがあまり走っておらず、スライダーで多くカウントをとっていた印象。ランナーを出すとギアチェンジし、藤沢翔陵打線に付け入るを与えなかった。
持ち球 FB SL CUT CH
藤沢翔陵 バッテリー
牧口(9)ー平綿(8)、本多(1)
平綿は8回の打席で代打が送られ、9回表は本多がマスクを被った。平綿の二塁送球は平均2.1
牧口侑矢 3年 泉シニア 左左
1年生からマウンドに上がり、実戦経験豊富な左腕。
出所の見えにくい特徴的なフォームで打たせて取るピッチングが光った。非常にコントロールが良く、内外をしっかりと投げ分けられる。強打される場面もあったものの、質の高いストレートとカーブで要所を抑えるピッチングをみせた。濱岡同様、牽制がうまい。
持ち球 FB SL CB

戦評
濱岡、牧口の両左腕の投手戦となった。 川和の野手陣は、公立高校とは思えないくらいフィジカルがしっかりしている。低反発バットながらインパクトが強く、鋭い打球を飛ばしていた。特に1個上の代からサードでスタメンの矢島は、攻守ともに存在感を発揮していた。次戦の横浜清陵戦では、甲子園を経験した小原、内藤、西田の投手陣にどのように立ち向かうか期待だ。 投手陣は、春大は1週間おきに試合があるため、ベンチは基本的に濱岡が投げ切ることを想定しているだろう。空き日の少ない夏を勝ち上がるには、濱岡以外のピッチャーの活躍が不可欠だ。
一方藤沢翔陵の打線は、守りから流れをつくり、何度か0アウトからランナーを出すものの送りバントが決まらず、苦しい展開となった。下級生から主軸を担う、小高、杉浦、岡島にも快音が響かなかった。濱岡という好投手と対戦出来たことは、夏に向けてのいい刺激になったこと間違いない。夏は、少ないロースコアの試合をいかに勝ち切れるかが勝負のカギになるだろう。ノーシードで迎える夏のリベンジに期待したい。



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